シカゴ 『長い夜』

ブラス・ロックと言えば、シカゴを抜きには語れないだろう。シカゴは、シカゴにある大学の学生が始めたバンドで、69年デビュー当初は政治性、メッセージ性の強いバンドだった。デビューアルバムには、68年シカゴで行われた民主党大会での警官と群衆の衝突を題材にした『流血の日』という曲が入っているほどだ。当時シカゴという街は、ベトナム反戦運動など政治的な昂揚期にあったようだ。その中で、彼らのメッセージ性の高い詩は英語なので分からなかったが、ピーター・セテラの甲高いボーカルとパンチの効いたホーンセクション、テリー・キャスのワイルドなギターは、尖鋭的なサウンドに映った。

彼らの初期の代表作『長い夜』を取り上げてみたい。70年セカンドアルバム『シカゴⅡ』に入っている。原題が『午前4時の25~6分前』という。朝方まで寝付かれずに夜更かしをしてしまったことを歌っているようだ。発売当時は、ドラッグ体験を歌っているとか、いろいろ物議を呼んだとも云われている。でも、なんといってもこの曲は、テリー・キャスのギターワークがとてもカッコいいんだ。
政治的高揚期が去り、シカゴも次第にAOR路線を歩むことになる。そんな中で、テリー・キャスは残念ながら事故死してしまう。だが、シカゴが始めたビックバンドの3管セクションとロックのディストーションサウンドの融合は、その後も受け継がれているのだろう。
chicago.png


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント